笑顔の介護を議論しよう!

なにかと暗いニュースの絶えない介護の現場に“ふわふわ笑顔”をたくさん作るための方法を考えます!

【書評】Wマコト(中山真・中原誠)著『笑いの力』(株式会社経済法令研究会、2016年)初版第1刷発行

医療や介護の現場では、しばしば高い緊張感の中で“笑い”を通したコミュニケーションが不足しがちだ。

この本では、コミュニケーションや健康にも作用する“笑い”をもっと現場で活用しようという処方箋を提示してくれるものだと思う。

多職種連携、チームパフォーマンスが重要となってくる医療・介護の現場だからこそ、ちょっとした緩急のつけどころとして“笑い”を基軸にした働き方改革が必要だと思う。

そのことを笑いの専門家が指南してくれる良書だ。

挫折をばねにして自己肯定感を生む

自己肯定感は、時に挫折を経験することも大事だ。

例えば今日の私。さながらネット中毒。休日ほぼ一日インターネットに費やしてしまい、特に何もしなかった。

そんな日があってもいいじゃないか!

こんな風に自分を慰めることも自己肯定感を作ることになると思う。

自分を認めることを日々積み重ねることも大事だ。

日々のほんの少しの成功体験とは?

例えば、同じ職場でちょっと厳しめの発言の多い人と話をして怒られなかった。

何かを教えてもらった・・・

「えっ?それって、成功体験なの?」

と思うかもしれない。

でも、円滑に何かが進んだ時、これは実は「成功体験」なのだ!

これを敏感に受け取って自分の成功体験としてみる。

その蓄積をしっかりと積み重ねることが大事だ。

自己肯定感は急には作れない。

地に足をつけて米粒の数を数えるように地道にコツコツがポイントだ。

自信のつけ方

私は基本的に自信のない人間だと思う。

根拠のない自信は自分に持っているけど、かと言って周りに自信家と思わせない。いつも謝っていたり相手の言ったことをそのまま受け止めたりしているから。

私は“根拠はないけど”自信はあるよ、というのが大事だと思う。

そんな「自信」はどうやってつけるのか?

自分を信じると書いて自信。だから、自分を見つめ直して平行棒を渡るようにその下に落ちないようにするための平衡感覚を大事にする。

自信のつけ方は、日々のほんの少しの成功体験だと思う。

そのちょっとした成功体験をしっかりキャッチするのが大事だ。

介護職は誰もやりたがらないことが価値である

よく介護職は、「誰でもできる仕事じゃない」とか、「もっと給料を上げないといけない」ということを言われる。

ただ、そう言っておきながら、しばしば介護職員はその専門性を高めるための努力を怠りがちだ。

それは、普段から負担の多い仕事をしているのに、プラスアルファで自分のフリーな時間を潰してまで介護のお勉強なんて嫌だという思いがあるからだ。

しかし、他業種を見てみると、常に自己研鑽をしていないと、当たり前に仕事が奪われる世界があると思う。

アニメーションの仕事も、信じられないほどの取材量や参照文献資料収集に裏付けられているからこそ面白い仕事をつくれている。そのような仕事は、

「これだけやれば十分だろう」という思想は皆無だろう。

一方、介護職にはそれがある気がする。

「これだけやれば十分だろう」どこかにこの思いがあるのではないだろうか。

だから、自分たちの分野は素晴らしいことをやっているという自意識だけは過剰で、介護職員はしばしば自分たちの仕事自体にプライドや誇りを感じている向きがある。ただ、そう他者から思われるような努力は怠る。

私は、本質的には介護職の価値は、

「誰もやりたがらないことをやっている」

ということしかないと思う。

そこに新たな価値を見出そうとするのであれば、圧倒的な一人ひとりの努力、自己研鑽が必要だと思う。

それが、介護職員一人ひとりを個別に輝かせるきっかけとなるし、新たな介護の価値を高めるきっかけとなると思う。

介護職員は、しばしば自分たちがやっている仕事自体にそもそも価値があることを理由に内在的にサボタージュしがちだと思う。

本当に介護の仕事を価値あるものにするためには、常に基本に忠実にならなければならないし、そもそも基本を理解しておかなければならない。

介護の仕事をしている皆さん、他の業種の人たちは取って食われないために常に自己研鑽を怠らない。一方で私たちは自己研鑽をしているだろうか・・・